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債務整理 記事一覧

1~5件目 (6件中)

  • 自己破産と否認権

    投稿日 :
    2023-08-05 13:47:43
    カテゴリ :
    債務整理
    WRITER :
    桜花法律事務所 上野健太
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    1.否認権 破産手続前であったとしても、破産見込みであるような経済状況の破産者が、自己の財産を減少させるような行為をすれば、債権者全体の利益を害することとなります。 そのため、破産手続きにおいては、破産者の財産を減少させ債権者全体の利益を害するような行為を失効させる否認権という権利が存在します。 2.否認権の類型 否認権の類型としては、「詐害行為否認」(破産法160条)と「偏頗行為否認」(

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  • 自己破産における支払不能時期

    投稿日 :
    2023-07-05 21:12:21
    カテゴリ :
    債務整理
    WRITER :
    桜花法律事務所 上野健太
    この記事のURL

    1 条文 破産法 第2条 第11項 この法律において「支払不能」とは,債務者が,支払能力を欠くために,その債務のうち弁済期にあるものにつき,一般的かつ継続的に弁済することができない状態をいう。 破産法 第15条 第1項 債務者が支払不能にあるときは,裁判所は,第30条第1項の規定に基づき,申立てにより,決定で,破産手続を開始する。 第2項 債務者が支払を停止したときは,支払不能にあるもの

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  • 自己破産における非免責債権について

    投稿日 :
    2023-06-24 13:42:19
    カテゴリ :
    債務整理
    WRITER :
    桜花法律事務所 上野健太
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    目次 1.非免責債権とは 2.租税等の請求権(破産法253条1項1号) 3.破産者が悪意で加えた不法行為に基づく損害賠償請求権(破産法253条1項2号) 4.破産者が故意または重大な過失により加えた人の生命または身体を害する不法行為に基づく損害賠償請求権(破産法253条1項3号) 5.破産者が負担する扶養義務に係る請求権(破産法253条1項4号) 6.雇用関係に基づいて生じた使用人の請

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  • 個人再生手続に適した事例

    投稿日 :
    2023-06-07 18:03:08
    カテゴリ :
    債務整理
    WRITER :
    桜花法律事務所 上野健太
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    1 個人再生手続とは 裁判所が関与する債務整理手続として自己破産の他に個人再生による債務整理が存在します。 個人再生とは、 ①負債総額が5000万円以下の個人が ②負債総額を5分の1等に圧縮した上で、 ③3~5年間の分割により支払っていく債務整理です。   2 小規模個人再生と給与所得者再生 個人再生手続には、小規模個人再生と給与所得再生の二つの手続きがあり、小規模個人再

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  • 自己破産と口座名義

    投稿日 :
    2023-05-24 18:22:11
    カテゴリ :
    債務整理
    WRITER :
    桜花法律事務所 上野健太
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    申立人名義の財産の取扱い 自己破産等においては、申立人名義の預貯金があればこれが破産財団に帰属し、没収されることとなるのが原則です (もちろん、自由財産の拡張等の手続により一定限度までは申立人名義に残すことができます。)。 申立人名義でない預貯金は原則として破産財団に帰属することはありません。 しかし、必ずしもそうではなく、破産者名義の預貯金でなかったとしても破産財団に帰属し没収されること

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