【個人再生債務額325万円→100万円】ギャンブル依存症により闇金を含んだ借金を抱えた依頼者へ個人再生が認可された事例。
2023-10-26
40代男性相談者様は、ギャンブル依存症に罹患しており、闇金含み多数の業者へ返済を続ける中で借金の総額が300万以上となっていき、もはや返済が困難となったことから当事務所の弁護士に相談に来られました。
相談事例
ご相談者様は、本件依頼時40代の男性です。
ギャンブル依存症に罹患しており、ギャンブル依存症により、総額300万円を超える多額の借金を抱えておりました。また、多数の業者がいわゆる闇金からの借り入れという状況にありました。
返済を続ける中で、借金の総額が多額となっていき、もはや返済が困難となったことから弁護士に相談することとしました。
解決結果
1.弁護士は、ご相談者様から依頼を受けると、速やかに受任通知を各債権者に対して送付しました。
2.本件においては、多数の借入先が闇金からの借り入れであり、法律上は返済の必要のない借金にあたるものでした。そこで、闇金からの借り入れについて、今後返済の予定はない旨通知等により連絡することとしました。また、その後の闇金対応についても随時対応しながら、結果として闇金からの借金を返済することなく本件を進めることが出来ました。
3.また、併せてギャンブル依存症の治療のため、ギャンブル依存症治療を行っている病院に通っていただいて、その結果を面談の中で確認するという作業を定期的に行い、経済破綻の根本原因であるギャンブル依存症の治療を進めることとなりました。
4.結果として、ギャンブル依存症への理解を深めて頂き、今後ギャンブルに向かわないような体制づくりができたと思います。また、個人再生についても無事認可決定を得ることができ、資産が処分されることなく、債務の縮減を図ることができました。
弁護士のコメント
ギャンブル依存症の方の債務整理においては、債務超過に陥った根本原因についての解決を図らなければ、その場限りの債務整理をしても、また繰り返し借金を抱えることとなってしまいます。本件では、ギャンブル依存症の治療について理解を深めて頂くことができたと共に、少なくともギャンブルをしない期間ができたことは大きな財産となると思います。闇金対応についても、返済期日付近は苛烈な取り立てがあるものの、返済しない旨毅然と対応すれば、その後も取立てが続くことはありません。本件では職場等の協力が得られたこともスムーズに闇金対応を進められることのできた要因でした。
また、個人再生についても、都度裁判所の求めに応じ対応することで無事認可されたことは弁護士としても大変喜ばしいことでした。