解決事例
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解決事例報告Solution case report

  • 海外の情報商材業者に購入させられた情報商材とコンサルティング契約のクレジットカード代金全額の取消に成功しました。
    2021-06-07
    20代の女性はインターネットで副業を検索していたところ、簡単なスマホの作業で稼げるという謳い文句に惹かれて、海外の情報商材業者である相手方のLINEに登録してしまい…

    相談事例

    相談者様は、本件依頼時20代の女性です。
    相談者様は、インターネットで副業を検索していたところ、簡単なスマホの作業で稼げるという謳い文句に惹かれて、海外の情報商材業者である相手方のLINEに登録してしまいました。
    その後、相談者様は、相手方より、誰でも簡単に結果を出すことができるなどと、誰でも確実に利益を挙げられる旨を勧誘されて情報商材の勧誘を受け、6000円のクレジットカード決済により購入しました。
    その翌日、相談者は、相手方から電話で、無在庫販売によって確実に利益を挙げることができる旨を告げられて、96万円コンサルティングサービスの勧誘を受けて、手付金クレジットカードで26万円を支払ってしまいました。残りの70万円について、相手方から消費者金融から借金をして支払うように言われていましたが、ここで相談者様は相手方に不信感を頂き、消費者金融への申し込みをやめて、当事務所の弁護士に相談し、本件事件を依頼しました。
    その後、どういうわけか、リボ払いにしたわけでもないにもかかわらず、クレジットカード会社から、最初の情報商材については6395円、その次のコンサルティングサービスの手付金として27万9279円と、契約したときよりも大きな金額が請求されていることが判明しました。

    解決結果

    1.弁護士は、資料を見て、相手方のホームページ上の住所が海外であったことから、受任通知を送付しました。その内容は、詐欺による取消、購入金額以上に請求を受けていることから契約の要素に錯誤が生じていることを理由とする錯誤無効及び詐欺行為を行ったことを理由とする不法行為に基づく損害賠償請求です。
    2.そうしたところ、相手方からクレジットカードの請求額の一部を返すとの話がありましたが、正直クレジットカードの全額取消以外は考えられないと判断して、クレジットカード会社に対してチャージバック請求、決済代行業者にクレジットカードの取消要請をしたところ、クレジットカード会社がすぐにチャージバック請求をすると伝えてきました。そのあとに、決済代行業者が弁護士に連絡をしてきましたが、チャージバック請求をクレジットカード会社がする旨を伝えたところ、慌ててクレジットカード決済を取り消す旨を宣言し、数日中にクレジットカード決済の全額の26万6000円取消を完了させることに成功しました。受任から約1か月での解決でした。

    弁護士のコメント

    情報商材及びコンサルティング業者の詐欺事案で、速やかに解決できてよかったです。今回問題となった決済代行業者は初めてあたったのですが、以前から評判が悪いと評判でしたので、ある意味対決を楽しみにしていましたが、何の抵抗もされずに終わってしまいました。やはり、チャージバックは、決済代行業者にとって嫌な手段であることなのだろうと思います。表示金額よりも請求額があがったことについては海外を経由したための為替差損だと言っていましたが、これについては説明がない以上、要素の錯誤としかいえないのではないかと思います。海外業者は回収が難しいなどという話を耳にしますが、私はそのように感じてはいません。結局日本人をターゲットにする以上、何らかの形で日本の地に尻尾を出さざるをえません。だから、海外業者だからといって必ずしも難しいというわけではないと思います。今後も怯まずに戦いつづけていきたいと思います。

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