解決事例
Examples of solutions

解決事例報告Solution case report

  • サクラサイト被害で完全な被害回復を勝ち取りました。
    2020-04-07
    副業を目的として2つのサイトに登録したのですが・・・・

    相談事例

    相談者様は、本件依頼時20代の女性です。
    相談者様は、副業を目的として2つのサイトに登録しました。
    そうしたところ、各サイト内で医者と名乗る男性と会社経営者と名乗る男性から連絡があり、それらの人物からお金をあげるので連絡先を交換したいとの申出を受けました。各サイトでは、サイトを指定する手続を経なければ連絡先は交換できないことになっており,相談者様はその手続をするためにサイト内でポイントを購入し,手続をしようと試みましたが,手続は複雑かつ難解で上手くいくことはありませんでした。そうするうちに片方のサイトAでは85万円の振込と2万2500円のクレジットカード決済をしてしまい、もう一方のサイトBでは11万5000円のクレジットカード決済をしてしまいました。
    その後,相談者様が、サイト内でのやりとりに不審を抱いたため,当事務所の弁護士に相談したところ、相談者様は自分がサクラサイト被害にあったことを認識し,事件処理を依頼することにしました。

    解決結果

    1.弁護士は,まずサイトAの業者の振込先口座に口座凍結要請をしましたが、特に反応がありませんでした。
    2.次にクレジットカードの決済代行業者に通知をして,決済の取消を求めました。同時に、クレジットカード会社にチャージバックの要請をしました。
    3.それとほぼ同時に、サイト業者Aとサイト業者Bに返金とクレジットカード決済の取消を求めるメールを送信しました。
    4.そうしたところ、サイト業者Bは弁護士がメールを送ってから6分後に11万5000円分のクレジットカード決済を全額取消しますという旨のメールを返信してきましたので、サイト業者Bについてはあっという間に片付きました。
    5.残るサイト業者Aもメール送ってすぐに連絡が入り、全額返金とクレジットカード決済全額の取消を申し出てきたので、合意書を交わして無事に全額返金とクレジットカード決済全額の取消を獲得することができました。

    弁護士のコメント

    ご相談者様の被害を全額回復できたことは,非常によかったと思いました。ご相談者様にも満足していただくことができました。
    上手くいった要因は,ご相談者様が早くに相談に来てくださったことと証拠 のサイトの写真データなどを速やかに取りまとめてくださったことに尽きると思います。
    最近,情報商材業者やサクラサイト業者相手には内容証明郵便ではなく、メールを使って通知をすることが増えています。内容証明郵便では詐欺業者が相手だと届くまで時間がかかったり、届かなかったりすることもあります。この点,メールならば、速やかに詐欺業者に通知ができ,すぐさま交渉に入ることができます。詐欺業者への通知方法としてメールというのは,メリットの多い方法だと感じています。
    それから,サイト業者Bが通知後6分でクレジットカード決済の取消に応じたことについて、こんなに早く降参する業者を見たことがなかったので思わず笑ってしまいました。

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